2013年11月5日火曜日

若い世代へのネット教育の重要性

昨今、飲食店やコンビニのバイトが食品が保管されている冷蔵庫に入るなどし
た写真を撮影し、それをSNSにアップすることで問題化し、世間を騒がす事件が
続発しています。

これはなぜなのでしょうか?
一般に公開されることが前提のSNSであるのに、そのような事をして、どうな
るのかがわかっていなかったのでしょうか?

これらの問題を起こしているのは一部の事件を除き、ほぼ10代から20代前半の
世代です。
そして、この世代の人達とそれ以前の人達とでは大きな世代による差があると
言われています。
では何が違うのでしょうか?

具体的に言いますと、この世代以前の人達はネットの利用をPCで始めており、
ずっとPCでのネット利用をメインにしてきた人達です。
そして若い世代の人達はと言いますと、ネット経験を携帯電話で始め、その後
も携帯電話をメインに経験を積み、現在はスマホを使いこなしている人達です。

それだけなら単なるデバイスの違いでしかないのですが、この世代の差により
ネットの使い方も異なるのではないかという考察が出てきています。

PCでネット経験を始めた人達は、当初SNSなどは有りませんでした。
調べ物をする検索から使い始め、その他にはメールがメインです。
しかし、若い世代の人達は、一時話題になった学校裏サイトなど、ネットコミ
ュニティからネットを使い始め、今はLineやTwitterなどのSNSに移ってきてい
ます。
この人達のネットの使い方は、インターネットという広い世界を想像するよう
な使い方ではなく、比較的小さな範囲でのコミュニケーションツールとしての
使い方がメインになっているようです。
この小さな範囲での使い方という事が問題を引き起こしている原因になってい
るのではないかと思われます。
いつもネットを通じてコミュニケーションを取っているのは、あくまでも”知
り合い”だけです。
冷蔵庫に入った写真もその”知り合い”に見せるだけが目的だったはずです。
それがいつの間にか大事件になっていた、という事なのだと思います。

しかし、使っているのはあくまでもインターネットです。
なぜ一般に広まるかもしれないと思えなかったのでしょうか?

落ち着いて考えれば事件を起こした人も危険性は認識していたのかもしれませ
ん。
しかし、常にどんな時でも、一般に広がるリスクを頭において置けるほどの理
解はしていなかったのだと思います。

このような若い世代が起こす可能性のある問題については解決策は、ネットを
どのように使っていくのか、何をするとどのようなリスクが有るのか、という
事を教育していくしか方法は有りません。
若い方だから理解していない、というわけでは決して有りませんが、ある年代
を境にして、ネットで経験している事が大きく異なるということは理解してお
く必要があるでしょう。
それを踏まえた上で教育をしていく事が大切だと思います。

皆さんの会社の若い世代の方が、今事件になっているようなふざけた事をする
とは思いませんが、基本的にこれまでの経験が異なりますので、、思いもよら
ない事態が今後も起こるかもしれませんので、ネットの使い方について教育
を行うことをぜひお考えください。

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