2016年8月5日金曜日

ABテストのススメ

ABテストとは、ホームページの中のページの一部分、またはページ全体をA
とBとの2つ用意し、どちらがより効果が高いのかを実験によって検証する方
法です。

一般にホームページを改善していく場合、まずはアクセスログの解析などから
問題点を見つけ、その問題点を解決するために、ページの文章を変える、デザ
イン・レイアウトやバナーの色などを変えるなどの改善を行います。

しかしこれらの改善は、あくまでも、「こう変えると効果が高まると思う」と
いう経験に頼っており、変えたからといって、必ず効果が高まるとは言えませ
ん。場合によっては改悪になる場合もあり得るわけです。

そこでABテストでは、A案とB案の2つの改善案を用意し、実際にお客様の
目に触れるようにします。その結果、より効果の高い方を選べば良いので、間
違いがありません。テストをした上での変更ですから、改悪になることはない
のです。

例えば資料請求ページで送信ボタンをより多く押して貰うために、資料請求フ
ォームの改善をするとします。そのためのABテストの手順は以下の通りです。

① 現在の資料請求ページのページビュー数と実際の資料請求数を把握してお
  きます。ここで重要なのは、ページビュー数に対する資料請求数の割合で
  す。資料請求ページにまで来た人の中で何人が実際に資料請求をしたかを
  把握しておきます。
② A案として、資料請求フォームの送信ボタンをより大きくし文字を赤にし
  たものを作成します。
③ B案として、資料請求フォームの送信ボタンをより大きくし文字を青にし
  たものを作成します。
④ この2案をランダムに表示させ、どちらの案がより多く資料請求されたか
  を確認します。
  (今回は青のB案が多かったとします)
⑤ 元の資料請求フォームの成果とB案の成果を比較し、B案の方が結果が良
  ければ、今後B案を正式に採用するようにします。

このように、幾つかの候補をつくり、それをテストし、元のデザインや内容と
比較し、効果が高ければ変えていくということを繰り返していければ、確実に
ホームページは良くなっていくわけです。

現在のホームページは、WordPressというシステムでつくられていることが多
いのですが、このWordPressには、ABテストができるシステムを追加するこ
とができます。ホームページ制作会社やシステム会社は知っているはずですの
で、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。

ホームページでより効果を高めたいという時には、一度ABテストを試してみ
てください。


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